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【学校では教えてくれないお金の授業】⑤金融詐欺の基本・保険の基本

日本の学校では教えてくれない「一生使えるお金の基本

 

『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』

お金の勉強は必須!なんで学校は教えないのだ!?

目的;お金の流れ、経済のしくみ、資本主義経済の仕組みを知ろう。将来お金に困らないためにも、安定するためにも、しっかり稼ぐためにも

 

著者:アンドリュー・O・スミス

出版社:SB Creative 2019年、11月

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アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

p390ページ程あるそこそこの分量のある本です

『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』本のレビュー

9章、金融詐欺の基本

いつでも誰かが、おなたのお金を自分のものにしようとしている。しかしたいていの場合、それは犯罪ではない。売り手と買い手の双方がハッピーになれることもある。

しかし残念ながら、中にはルールを守らない人たちもいる。彼らは嘘をつき、あなたを陥れ、あなたからお金を盗む。これを意図的、かつ組織的に行うのがいわゆる「詐欺」だ。詐欺の手口は巧妙でいろんなものがある。よくある詐欺の手口を知っておけば、自分を守ることもできるだろう。

「必ず儲かる投資」のウソーピラミッドスキーム

ビラミッドスキームとは;ネズミ講のようなもの。「絶対に儲かる投資がある」といって会員を集め、会員の出資金をさらに古い会員に払うことで、あたかも投資の利益が上がっているように見せるが、実際は投資は行っておらず、犯人が儲けを全て持って逃げるなど。

詐欺を見分ける手がかりは2つある。1つはリターンが高すぎること、もうひとつは運用成績が安定しすぎていることだ。「絶対に儲かる」という話はすべてウソだと思った方がいい。

その他の投資詐欺;ある特定の会社を盛んに宣伝して、株価を吊り上げようとする人。利用するのが投資関連のSNS、ニューズレター、掲示板、ウェブサイト、ブログなどだ。彼らの狙いはまずその会社の株を保有し、短期間で株をつり上げて、上がったところで売り逃げすることだ。そのウソの宣伝を信じて買った人のほとんどは損をする。

ライアセンスのないブローカーが「今だけのチャンス」などと言ってきたら、それは間違いなく詐欺だ。海外投資がしたいのであれば、証券会社を通して合法的に行うことができる。

投資関連のニューズレター、掲示板、ウェブサイト、SNSの投稿、投資セミナーで「絶対に儲かる方法」も信じてはいけない。優秀な投資のプロであれば、入念な企業研究を重ねて、人よりも早く優良株を見抜くことができるだろう。しかしまっとうなプロであれば「今だけのチャンス」などといって投資家を急かしたりはしない。すぐにお金を出させようとするのも、大きすぎるリターンを約束するのも詐欺だ。

幻の超優良株は、時代とともに変化する。詐欺を見抜くのが難しいこともあるが、怪しい話には近づかないようにして自分のお金を守らなければならない。

誰かがあなたになりすます

マイナンバー、銀行口座番号、クレジットカード番号など、誰かがあなたの個人情報を盗んであなたになりすます。なぜそんなことをするかというと、あなたの資産を盗んだり、あなたの名前を使って借金をしたりするためだ。この詐欺の被害者は、たいてい不正に気づかず、そして気付いた時にはすでに手遅れだ。そのほかにも盗んだ個人情報を利用してウソの請求をしたりする。

個人情報を盗む犯罪でよく標的になるのが、クレジットカード番号だ。たいていの場合、不正利用であることをカード会社に訴えれば自分で負担する額はゼロになるので安心だ。

クレジットカードよりも心配なのが銀行口座からお金を盗まれてしまうこと。キャッシュカードと暗証番号や、ネットバンキングのIDやパスワードから盗まれる危険性がある。基本的にこういった詐欺被害では銀行が被害額を負担してくれるのだが、それでも被害にあった時のショックは計り知れない。

こういったなりすまし詐欺に遭わないようにするには、普段から個人情報の管理をしっかりしておくことが大切だ。気をつける点

個人情報;住所、氏名、生年月日、クレジットカード番号といった個人情報を安易に他人に教えない。パスワードや暗証番号はどんな状況でも教えてはならない。

キャッシュカードの暗証番号;カードに暗証番号を書いたり、財布に暗証番号を書いた紙を入れたりするのは絶対にやめよう。ATM操作の時は他人に暗証番号の入力するところを見られないようにする。重要な個人情報は、すべて自宅の安全な場所に保管すること。ここでは紙とペンのローテクが威力を発揮する。

郵便物;あなた宛の郵便物を、別の住所に転送する人がいるかもしれない。しばらく郵便物が届いていないというときは、郵便局に問い合わせる。しばらく家を留守にするときは、郵便局に頼んで保管してもらうこともできる。

クレジットカードなどの明細;銀行口座の取引履歴、クレジットカードの利用明細をできるだけ頻繁にチェックし、不審な取引がないか確認する。ここが詐欺に対する最初の防衛線だ。身に覚えのない取引があれば、たとえどんなに小額でも電話で確認すること。毎月の支払いサイクルを把握すること。(サブスクタイプの支払いも無駄なものが無いようにチェック)

ごみ;個人情報などはシュレッダーにかけて捨て、古いカード類はハサミで切って捨てる。誰かがゴミをあさり、お金の情報を探しているかもしれない。

信用情報;年に一度、自分の信用情報を確認しよう。最近ではインターネットやスマホでも確認できる。身に覚えのないローン申請、借金の残高などがあったら、個人情報が盗まれている可能性は高い。

パソコンやスマホを安全に使う

これらにはあなたの個人情報が詰まっている。誰かに不正にアクセスされたら大変なこと。(ログインID、パスワード、ネットバンキング情報)これらを守る手段は決まっているので、それらを実行すること。

まず、データのバックアップだ。セキュリティーソフトのインストール、無線のインターネット接続(Wi-Fi)はとても便利だが、セキュリティ面では危険がいっぱい。無線の電波は簡単な機械で傍受できるので、悪用する人が後を立たない。ケーブルでつないでいる場合は電波は使わないので、情報を盗むのは難しくなる。無線を使うときはパスワードで守られているネットワークを、それでもお金の情報は無線で送らない方が無難だ。(ケーブルでネットにつながっている方が安全)

スマホ;データのバックアップ、信頼できない作者のアプリにも注意(アイフォンのアプリはチェックが厳しいので心配ない)

あらゆる電子機器のサービスにはパスワードが必要だ。セキュリティの専門家によると、複雑にすること、定期的に変更すること(オススメは年に1回)、そして紙に書かないことだ。

パスワードの設定には自分にしかわからないんような言葉をいくつか組み合わせるという方法がある。誕生日、住所の番地、電話番号などはすぐにバレてしまうが、会社で使っているロッカーの番号、インチ単位の身長、1マイル走のベストタイムを知っているのはおそらくあなたしかいないだろう。

ネットバンキングのようなお金を扱うアカウントの場合は、もっと複雑なパスワードにして、忘れたときのためにどこかに書いて安全な場所にしまっておく。

SNSに投稿した個人情報はあなたに害を与えることもあるので、信頼できる人意外に教えない方がいい。

ワンクリックの罠

ウェブサイト、SNS、メールは便利なツールだが「フィッシング」と呼ばれる手法でパスワードやお金を盗まれる詐欺、嘘のメールから個人情報を聞き出す手法、悪意のあるソフトウェアをあなたのパソコンに送りつけ、データを破壊したり、情報を盗んだりすることもある。

そんな被害に遭わないために次のことを気をつけよう⬇︎
・知らない人からのメールの添付ファイルは開かない。メール本文のURLもクリックしない
・あなたから何かを買いたい外国人は存在しない。何かの取引をするためにクレジットカード番号や銀行口座を教えてはいけない
・予約してないホテル、飛行機、電車、バスなどの予約確認メールも詐欺だ。相手はメールのURLをクリックさせて、あなたから何かを盗もうとしている。
・買ってもいない宝くじの当選通知がメールでくることはない。
・申請もしていないのに、慈善家から大金や土地や財産を受け取ることもない。
・アマゾンやネットショップからのメールも詐欺の可能性がある。クーポンやアンケートで現金など
・信頼できる会社が、あなたのパスワードを直接尋ねてくることは絶対にない。

見えるお金はなくなるのかー仮想通貨、ビットコイン

今から10年ほど前「ビットコイン」と呼ばれる新しい通貨が誕生した。基本的に通貨は国家が法律に基づいて発行することになっているのだが、ビットコインはどこかの国が発行した通貨ではない。コンピューターを使った複雑なアルゴリズムから生まれた通貨だ。

理論上は、そのアルゴリズムによって供給量の上限が決まっていて、その希少性ゆえに価値があるとみなされている。所有するビットコインに価値を持たせるには、アクセスキーと呼ばれるものが必要で、それを失うと、ビットコインの価値もなくなる。

ビットコインが伝統的なお金と大きく違うのは、価値が激しく変動することだ。このことからビットコインは通貨ではなく商品であると考える専門家も多い。投機の対象として売買される「もの」だということだ。

ビットコインを実際にお金として使うときには、たいてい他の通貨に両替する必要がある。ビットコインが使えるお店はまだ少ないからだ。

金融機関もビットコインのテクノロジー『ブロックチェーン』に興味を持っている。

通貨としてのビットコインはまだ完全に認められた存在とはいえない。一般の人は、もっと価格が安定し、広く使えるようになるまでは、ビットコインをはじめとする仮想通貨には手を出さない方がいいだろう

不動産でお金持ちになる?

ネットの動画を検索すると、「楽してお金持ちになる方法」「在宅ワークや不動産で一攫千金」実際に不動産で大儲けした人たち、高級車、大豪邸、「不動産投資の秘密」あなたもその緻密を手に入れることができる・・・。

それらは全てウソ、詐欺師も多い。DVD買わされる、セミナー、毎月引き落とし。
彼らが教える「秘密」の中身自体が、必ずしも詐欺に当たるわけでもない。だからこんなにも多くの人が信じてしまうのだが、たとえ嘘は教えていなくても、実際に言うほど儲かることは絶対にない。

こうした不動産の仕組みは、まずいい物件を見つけ、頭金なしでローンを組んで物件を購入し、買値よりも高く売却して差額を儲けると言うものだ。差し押さえ物件、事故物件、、、。

不動産だけではなく、奇跡の健康食品、奇跡のダイエット食品、税金などの還付金、頭がよくなる薬、楽して儲かるビジネスなどもよく登場する。

こういった話に騙されないようにするには、うますぎる儲け話を信用しないことだ。「何かをタダで提供する」「リスクは一切ない」「秘密を教える」「人生が変わる」「誰でも成功できる」などの言葉が出てきたら、その人の話は信じてはいけない。

信じてはいけないマルチ商法

マルチ商法=ネットワークビジネスにも注意が必要。
仕組み;まず一般の人が企業の会員となり、自分の知り合いなどに企業の商品を販売する。商品が売れると、売り上げの一部が自分のものとなる。また会員は、新しい会員の勧誘に成功した場合も手数料がもらえることになっている。どうしても家族や友人知人といった身近な人を頼ることになり、個人のネットワークを商売に利用することになるので、この点が批判の的となることも多い。さらに会員は、販売する商品を自腹で買わなければならないこともある。委託販売でなく、買取制になっているのも赤信号だ。商品が売れなくても会社は損をせず、会員だけがリスクを負う仕組みだ。

そんな悪評に負けず成長を続けてきた理由は、SNSでの販売網、副業にちょうどいい、手っ取り早い。注意すべきは、怪しい商品を売る企業、商品を会員に買い取らせるような企業、新規会員の勧誘をむりやりやらせるような企業は、かなりの注意が必要だ。

デイトレードは楽して儲かる?

デイトレードとは、短期間で株の売買を行い、利益を出すことを目指す取引だ。基本的に1日のうちに売買を終えポジションを翌日に持ち越さないのでこの名前がついた。専用のソフトウェアとインターネットに接続できる環境さえあれば誰でもできるので自宅でデイトレードしている人も多い。

成功者の体験談などを読んでいると、確かに簡単に大儲けできそうな気がしてくる。しかし、こういったうますぎる儲け話は、全て疑ってかからなければならない。デイトレード自体は詐欺ではない。

株の売買で利益を出し続けるのはとても難しく、市場に参加している人たちは、たいてい百戦錬磨の金融のプロだ。そんな人たちに、素人が太刀打ちできると思うだろうか?

それに売買を行うごとに、1回の手数料は確かに小額だが払わなければならない。それが積もり積もればそこそこになる。この取引で確実に儲かるのは、手数料が確実に手に入る証券会社だ。

ギャンブルの落とし穴

運や偶然を頼りにお金を儲けようとするのがギャンブルだ。とはいえ、すべて運任せというわけではなく、スキルや専門知識があればそれなりに確率を上げられるギャンブルもある。例・カードゲーム、サイコロゲーム、競馬、スポーツくじ。知識やスキルが全く関係ないのはビンゴ、宝くじ、スロットなどは完全な運任せ。

人間はギャンブルをやめられず、そして政府にとってはいい税源にもなる。

たまに勝つこともあるだろうが、しかし長い目で見れば、必ず負けの方が多くなる。宝くじも、カジノも、ファンタジースポーツも、すべて胴元が儲かる仕組みになっている(この仕組みを「ハウス・アドバンテージ」と呼ぶ)競馬も20%、スポーツくじは10%、ブラックジャックやルーレットで5%、スロットマシンで15%、州の宝くじで40%以上が、ハウス・アドバンテージになる。このように、ギャンブルは長く続けていれば必ず損をするようになっている。それなのに、人がギャンブルをする理由は楽しさ、興奮、ワクワク、中毒性、依存は経済的に破錠しかねない。どんなギャンブルであれ勝つのは決まって胴元。節度を守ることができれば、、、しかし大抵の人にとっては、ギャンブルはやらないのが1番だ。

あなたに忍び寄る金融詐欺

新しい詐欺がニュースになり、誰もが気をつけるようになると、すぐに次の新しい詐欺が生まれる。

特に年配の人たちは、新手の金融詐欺に遭いやすい。年齢とともに認知力が低下し、人を信じやすく、それに貯金をたくさん持っている人が多いからだ。

最近になってプリペイドカードを使う詐欺が増えてきている。プリペイドカードは足がつきにくいからだ。支払い方法にプリペイドカードを指定してきたら、詐欺を疑った方がいい。

「担保権」を使った詐欺;担保権とは、融資を実行する際に借り手が差し出した担保を、貸し手が自分のものにする権利のこと。しかしこの権利を悪用して、存在しない借金のかたに、被害者の所有物(自宅など)に対して担保権を行使するという詐欺の手口がある。

(プロの業者に対して気をつける点;しつこい勧誘「今日だけの値引き」には注意。相手の身分証を確認。会社の名前や連絡先を確認して信頼できるか調べる。うまい話に乗らない、下調べ相場を知る。現金払いで値引き5%以上になる場合は注意、現金の返金は難しい。仕事が完成するまで料金は支払わない、できれば現金でなくクレジットカードで。)

消費者のためのセーフティネット
詐欺や悪質商法から消費者を守る法律は存在する。何か困ったことがあったら、近くの消費生活センター等に相談しよう。

10章、保険の基本

所有物を「もしもの事態」から守るための保険。リスクを分散させる契約。契約者は保険会社に保険料を支払い、そして保険会社は契約者に何か問題があったときに、集めた保険料から問題を補償するお金を支払う。
今の保険制度の起源は海洋保険だと言われている。昔の商船が沈んだ時に備えて、船荷に保険をかけたのが始まりだ。

保険とは何か

保険とは;損失のリスクを移転させる契約。
保険料という小さな損失を負うことで、大きな損失に備える仕組み。このように、みんなでお金を出し合ってリスクに備える方式を「プーリング」という。

保険会社の利益は、保険の契約者がたくさんいて、実際に損失を経験する人がその一握りだとしたら、保険会社は集まった保険料から十分な保険金を支払い、さらに事業を行うための費用をまかない、利益も出すことができる。

生命保険の場合、保険料の支払いと保険金の支払いの間にある時差はかなり長い。そこで保険会社は集めた保険金を投資に回し、長い時間をかけて運用することになる。投資と運用も保険会社の主要な業務の1つだ。

保険会社は「外交員」と呼ばれる人たちを使って、自社の保険商品を顧客に直接販売する。(自社の保険に詳しい)それとは別に、さまざまな会社の保険を扱う「ブローカー」と呼ばれる人もいる。特定の保険会社とつながりがあるわけではないので、中立の立場で、それぞれの顧客にあった保険を紹介してくれることになっている。
いずれにせよ保険の仕組みや中身はとても複雑であり、一人前の外交員やブローカーになるには何年もの下積みが必要である。

あらゆる損害を補償する財産保険

財産保険は大きく分けて2種類ある。不動産と動産保険。この区別は重要。

不動産=土地や建物
価値は別々に評価され、中でも土地は特別な存在であり、土地の所有者と売買の記録はすべて公的に管理されている。
動産 =自宅の家具、洋服、電子機器など(不動産以外のほぼ全て)

火災保険;建物とその家財に対する保険
火災だけでなく、落雷、爆発、強風や大雪、盗難なども補償の対象。(※洪水は補償されないことが多いので注意)(たとえばあなたが実家暮らしで、自分の自転車を盗まれた場合、保証してくれる場合もある、内容の確認)

※注意したいのは、家財を補償する場合、「再調達価額」(新しいものをそのまま保証)を保証してくれるのか、それとも「時価額」(使用年数で価値が下がる)を保証してくれるのかを確認しておくこと。当然、再調達価額の契約の方が高い。

ローンを組んで家を買うときは、火災保険の加入が条件になっていることが多い。(現金一括で買う場合も、ローンを完済してからも、火災保険には加入しておいた方がいいだろう。)

賃貸保険
自分の家具や電子機器、洋服などの所有物の盗難や火災による被害を補償している保険もある。(上限額などもあるので確認)

事故に備える自動車保険
「自賠責保険」 加入が法律で義務付けられている、最低限の補償
対人事故に補償するもの=相手のケガ・死亡のみの補償(車の修理費は含まれない)

「任意保険」 任意で加入する
自分の運転で(過失)で物を壊した場合。
車両の損傷も補償対象
「免責金額」もチェックする。これは自己負担額のこと。免責金額が少ないほど保険料は高くなる。また、保険の上限が決まっている保険もある。

もし自分の運転で事故を起こしてしまったら、何よりもまずけが人の有無を確認すること。必要ならば救急車を呼ぶ。誰もけがをせず、対物の損害が最小であっても、必ず警察に通報しなければならない。そして事実を伝える。事故の相手と保険会社の情報と連絡先を交換し、保険会社への通知も迅速に行うように。

全国民が加入する医療保険

医療保険は、文字通り医療費を保証してくれる保険だ。

日本はすべての人が医療保険に加入する「国民皆保険」である。
会社員であれば社会保険、公務員であれば共済保険、その他の自営業者などは国民健康保険に加入している。

万が一のための生命保険

現代の私たちが生命保険に加入する主な理由は、一家の大黒柱が死亡したときに備えるためである。特に子供ができたら必要となってくるだろう。

契約者が比較的少額の保険料を継続的に支払い、そして被保険者が死亡したら、契約書で「保険金受取人」に指定されている人に対して、保険会社が契約で定められた保険金を支払う。保険金の額は、保険料に比べてかなり高額になる。

生命保険は大きく分けて2種類ある
・定期保険;保証される期間が決まっている。1年〜。たいてい10年〜20年。契約が切れたら新たに契約を、年ねいが高くなるほど少し割高になる。普通の人は定期保険を選ぶ。

・終身保険;保証は生涯続く。保険料は定期保険と比べかなり割高。途中解約の時、解約振戻金があったりする。保険料が途中で変わることもある。

補足;若い人のほとんどは生命保険は必要ない。40代でも1年間の死亡率は0、2%以下。あなたがまだ独身であれば、あなたの収入に頼って生活している人はいないので、生命保険は必要ない。

子供ができたら事情は大きく変わり、子供は生活の全てを親に頼ってる。親のどちらかでもなくなれば、残された家族は経済的にかなり困窮するだろう。
➡️つまり生命保険の正解は「子供ができたら定期保険に加入する」ということになる。

訴訟に備える賠償責任保険

11章、税金の基本

 

12章、社会福祉の基本

 

13章、法律と契約の基本

 

14章、老後資産の基本

 

この本の紹介は私のフィルターをとおしたスキミング(拾い読み)が入っていますので、あなたも是非、この良書を手にとってみてください。

 

著者:アンドリュー・O・スミス

出版社:SB Creative 2019年、11月

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