【環境デザイン研究所】チラボン
〜よりよいライフスタイル、知恵の一助になれれば幸いです〜
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GIVE & TAKE アダム・グラント

Giverは 愛する(与える)ことができる人
(そんな「愛する人」「与える人」に近づくヒントがある)

しかしギバー(愛する人)は自己犠牲型では決してない
(自己犠牲型は「燃え尽きてしまう」恐れがある。自分の意義と与えることが合致していることが大切)

失敗するギバーにならないために

4つの気をつけていること(トンプソンの作者)
「遅刻しない」「努力を惜しまない」「人に親切をすること」「道を外さない」ってこと

人間には3つのタイプがある
ギバー:   惜しみなく与える人        (与える人)
テイカー:  真っ先に自分の利益を優先させる人 (受け取る人)
マッチャー: 損得のバランスを考える人     (バランスをとる人)

例:ギバー 那須さん
マッチャー 軍団長

このそれぞれの特徴と可能性を分析した著者の鋭い視点は、読む者のこれからの仕事、生き方の方向性を左右するだろう。

自分はどれか??「何かを得るために犠牲を払うことは惜しまずする」ような感覚がある
今は、「与えられる人」「愛せる人」「いい教師であり指導者」「人を導ける人」「自分が中学高校の時にこんな大人と出会いたかった」という存在になること
そんな存在になりたいと強く思い、関心が高い。
『自己犠牲の精神が「美」』という美意識を持っていたのは事実
→ 自己犠牲型 からシフトし 自分を助け、「自分が楽しみ(意義がある)」ながら与えるようにすればいい

総論:
一番成功するのはギバー。 一番失敗するのもギバー テイカーやマッチャーはそれなり 
(=自己犠牲型のギバーは失敗する 利用されるだけ 「いい人」だけでは絶対に成功できない

→ そう! 成功する「GIver」になろう!
成功するギバーの共通点・条件を見ていこう!
→ 結論は、運も幸福も「人が運んでくるもの」だから Giverには人が集まる 与えるものは得る)
共通点3つ
① ゆるいつながりという人脈づくり(p2)
② 利益の「パイ」を大きく増やす働き方(p3)
③ 可能性を掘り出し、精鋭たちを育てる(p4)
④ 現代は「強いリーダシップ」より「影響力」(p5)

🌟成功するギバーの、したたかな行動戦略【自己犠牲型はNG】(p6)
🌟「いい人」だけでは絶対に成功できない
🌟夢をかなえる「ギブの輪」【因果応報のルール】

監訳者のことば

要するに『情けは人のためならず』という話(因果応報)
※ 人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがては良い報いとなって自分に返ってくる、ということ
(× 誤った解釈。「親切にするのはその人のためにならない」という意味ではない。)

著者の主張は、つまるところ「情けは人のためならず」(巡り巡って自分のためになるよ)

いい方向にいくギバーの条件;
♦︎「与える人が成功する」というロジックは、現象として起きるまでに時間がかかる
時間的に鷹揚な人でないと、ギバーにはなれない)
→ 忍耐(フロム)
♦︎「自己犠牲」ではなく、「他者志向性」をもっている
(※ 他者に利益をもたらすためには、”自己犠牲” は必要ない)(美徳とされるがNG
→ やみくもな自己犠牲は自分を傷つける(燃え尽きる)
♦︎ 自分にとって意義のあることをする。(単なる自己犠牲ではなく)
(それが何のためなのか? という「意義」を考え抜く人。 それを見るひとはもちろん、その制作に関わる人を幸せにするという他者志向性。)
♦︎ 自分が楽しめることをする
(真のギバーはギブすることによって他者のみならず、意義に向かって仕事をする自分自身を助けているのである。)(→ だから自然とギブするという成り行き)

本書は
行動科学の理論と実証研究に裏打ちされている
(個人的な経験や思いつきで書かれた自己啓発のビジネス書とは一線を画している)

著者; アダム・グラント

ビジネススクール「ウォートン校」で教鞭をとり、学校史上最年少で終身教授になったという、優秀な組織心理学の研究者だ。 膨大な実証研究の蓄積に裏打ちされた骨太な論理を展開している。

心と体を突き動かす本;
→ 読めばついつい、心を体が動いてしまう本〜 そんな本は、この世の中にそう多くないが、 自信をもっておすすめできる爽やかな一冊である。

Part1 あなた、まだ「ギブ&テイク」(損得)で人生を決めているのか

 いま、「与える人」こそ、幸せな成功者となる

どういう人(タイプ)が「成功のハシゴ」を上るのか

要点:

Part2 「名刺ファイル」と「フェイスブック」を見直せ

「与える人」の才能①「ゆるいつながり」という人脈づくり

Part3 チームの総力を活かせる人

「与える人」の才能② 利益の「パイ」を大きく増やす働き方

Part4 荒野で ”ダイヤモンド” を見つける法

才能を育むもの=関心の度合い=やる気・意欲

才能は見つけるもの? 磨くもの?

「与える人」GIVER の才能③;
     可能性を掘り出し、精鋭たちを育てる

スケンダーという先生の潜在能力(才能)を見抜く能力は、厳格な科学に支えられている。
(どんな業種であれ、才能を見抜き、それを育てるスキルは極めて重要だ)
誰かの可能性を発見する際も、発見する側のギブ・アンド・テイクのやり方が大きく影響してくる。

このパートでは、ギバーがどのようにして他人の潜在能力を見分けるかについて紹介しよう。
・スケンダーのテクニックを明らかにするとともに、
・有能なスカウトマンがどのようにして世界に通用するアスリートを見つけるのか?
・将来性の低い人材になぜ投資しすぎてしまうのか?
・一流の音楽家にとって最初の教師とはどういう存在なのか? についても述べて行こう。

「スター」を育てる確実な方法 【期待】

教師(指導者が生徒に対し期待を抱くこと

上司が部下に期待を抱く

「ブルーマー(才能を開花させる人)」の隣りには
指導者 → その子の能力を信じた人(将来・未来を想像)がいた 成長におおいに期待をかける 信じる
(大谷翔平 + 栗山監督 「翔平自身も初めは考えになかった。 期待をかけてくれる人がいるから「なんだかできるような気がしてきた」)

「君には伸び代がある」「君には潜在能力がある」「君はブルーマーだ」
大橋会長:「君はモンスターだね」「そのパンチが当たったら相手は死んでしまうよ」)

※ 実は無作為に「ブルーマー」ということにしておく生徒を選んで、(最初から知能のスコアが高かったわけではなく無作為に選んだ)
違っていたのは、教師が「この生徒はブルーマーだ」と信じ込んでいることだけだった
この調査は、教師が潜在能力の高さを「信じた」生徒がどうなるか、それを突き止めるためのものだった。
その生徒たちは、学年が上がるにつれえて「知力面でめざましい進歩」遂げた。
(生徒にも直接的な言葉はかけていなかったのかな???)

これはなぜなのだろうか??

教師が生徒の可能性を信じたために、「自己成就予言」(他人から期待されると、それに沿った行動をとって期待どおりの結果を実言すること)が働いたのである。
教師が生徒を「伸び代がある」と信じたことで、その成長に大いに期待をかけたから
(「予言の自己成就」とは、根拠のない噂や思い込みであっても、人々がその状況が起こりそうだと考えて行動することで、事実ではなかったはずの状況が本当に実現してしまうこと。)
(自己成就的予言というのはもともと心理学の概念で、自分で「こうなるのではないか」と思って行動していると、じっさいにその予言が現実のものとして成就してしまうという現象)(ネガティブな場合にも:人前で話すのが苦手だと思っている人は、人前に出ると緊張してしまうことが多い、だからうまく話せない、ますます苦手になる)
→ 自分にも根拠がなくても暗示をかけること『必ずうまくいく』と

成長に期待をかけたことで、教師は生徒の自信を高めようと協力的な態度で接した(温かく接し、意欲をそそる宿題を出し、授業ではよく当て、より多くアドバイスするなど)ため成績が上がったのである。

多くの実験でこれと同じ効果がくり返しみられた。 つまり、成績のよくない生徒や、差別を受けているマイノリティグループの生徒の成績と知能検査のスコアを向上させるには、教師が生徒に対し期待を抱くことがとりわけ重要だということなのだ。
この証拠を検討した心理学者の2人は「『自己成就予言』は教育現場で間違いなく生じる」という結論を出している。

それが大人の訓練兵でも効果があるのか?(イーデンの研究)

 

「天賦の才」は生まれつきのものか??

 

Part5 「パワーレス」の時代がはじまった

「与える人」の才能④「強いリーダーシップ」より「影響力」

 

Part6「与える人」が気をつけなければならないこと

「成功するギバー」の、したたかな行動戦略

自己犠牲の精神から「意味のない仕事」に燃え尽きないように、、、

Part7 気づかいが報われる人、人に利用されるだけの人

「いい人」だけでは絶対に成功できない

Part8 人を動かし、夢をかなえる「ギブの輪」

 未来を変える「因果応報」のルール

与えれば返ってくるという「法則」

Part9 「成功への道」を切り拓く人たち

あとに続くのは誰だ