【環境デザイン研究所】チラボン
〜よりよいライフスタイル、知恵の一助になれれば幸いです〜
Uncategorized

7つの習慣・第三部・公的成功 『まず理解に徹し、そして理解される』編 本のレビュー

こんにちは。『環境デザイン研究所』です。

今回は

「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー氏 の著書です。

世界発行部数:3000万部突破

 

amazonで調べる↓

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

著者;スティーブン・R・コヴィー

より

第4回目は公的成功の

第5の習慣の『まず理解に徹し、そして理解される』

人生を変える〜習慣の科学〜_09[人間性-7つの習慣より] 章

3−2、第5の習慣『まず理解に徹し、そして理解される』

共感や正しい傾聴法 →「聞き上手」

聞くこと = 相手を尊重する態度である
(簡単なようで、できる人はなかなかいない)
愛すること → 知る・尊重・配慮・責任

本当に「聴く」ということは
探ったり、自分勝手な評価や助言、解釈をしたりしない
(アドバイス(探る・評価・助言)するということは、実は相手を尊重できていない態度である)自分の意見を述べるとき、共感した上で行ってみる。相手の考え、立場を相手以上にうまく説明する。それから、相手の視点に立って自分の考え、立場を説明し、理解してもらう。

心には理性ではわからない理屈がある。 ーパスカル

私たちのコミュニケーションはどうだろう。診断せずに処方箋を出すようなマネをどれだけしているだろうか?問題をきちんと理解せずに解決しようとしてしまうのである。

私がこれまでに人間関係について学んだもっとも重要な原則を一言でいうなら「まず理解に徹し、そして理解される」ということだ。この原則が効果的な人間関係におけるコミュニケーションの鍵なのである。

人格とコミュニケーション

効果的な人生を生きるためには、コミュニケーションの四つの基本(読む、書く、話す、聞く)をうまく行える能力が不可欠なのである。コミュニケーションは人生においてもっとも重要なスキルである。しかしどうだろう学校で読み書き、話し方は習っても聞き方を身につけるために、訓練や教育を受けたことがあるだろうか?

相手に自分をわかってもらえるかどうかは、あなたの日頃の行い次第である。あなたの常日頃の行いは、あなたが本当はどのような人間なのか、つまりあなたの人格から自然と流れ出てくるものである。他の人たちがこう言っているとか、あなたがこう見られたいとかではなく、実際にあなたと接して相手がどう感じるか、それが全てである。あなたの人格は、たえず周囲に放たれ、あなたがどのような人間であるかを伝えている。長期的に信頼できる人間か?その人に対する態度が本心からか?相手は直感的にわかるようになる。

私の独自性をあなたが深く理解し、心を動かされない限り、私があなたのアドバイスに心を動かされ、素直に受け止めて従うことはないだろう。

人と人とのコミュニケーションの習慣を本当の意味で身につけたいなら、テクニックだけではダメなのだ。相手が心を開き信頼してくれるような人格を土台にして、相手に共感して話を聴くスキルを積み上げていかなくてはならない。心と心の交流を始めるために、まずは信頼口座を開き、そこにたっぷりと預け入れをしなければならないのである。

共感による傾聴

「まず理解に徹する」ためには、大きなパラダイムシフトが必要である。私たちはたいていまず自分を理解してもらおうとする。ほとんどの人は理解しようとして聴いているのではなく次に自分が何を話そうか考えながら聴いている。全ての物事を自分の(小さな)パラダイムのフィルターに通し、自分の自叙伝(自分の経験に照らし合わせ)を相手の経験に重ね合わせて理解したつもりになっている。<私見;自分の経験など浅はかなものなのに>

「聞く」姿勢のレベル
1低レベル ;無視 →話を全く聞かない
2     ;聞くふり→ 「うん、うん」とあいづちは打つが、話の中身は全く耳に入っていない。
3     ;選択的に聞く→ 話の部分部分だけを耳に入れる。(3〜4歳の子供とのおしゃべりのような)
4     ;注意して聞く→ 神経を集中して、相手が話すことに注意を払う。(実はもう一段上、5番目のレベルがある)
5最高レベル;共感による傾聴→ 「積極的傾聴」とか「振り返りの傾聴」といったテクニックではない。人格や人間関係の土台から切り離された小手先のテクニックは、相手を侮辱することにもなり得る。まず相手を理解しようと聞くことであり、相手の身になって聴くことである。共感の本質は、誰かに同情することではない感情的にも知的にも、相手を深く理解することなのである。相手を理解しよう、本当に理解したいという気持ちで聴くことである。

共感とは、相手の視点に立ってみることである。相手の目で物事を眺め、相手の見ている世界を見ることである。それによって、相手のパラダイムで相手の気持ちを理解することである。(共感と同情とは違い、同情は一種の同意や価値判断である。しかし同情されてばかりいたら、人は同情を当てにするようになり、依存心が強くなってしまう。)

コミュニケーションの専門家によれば、口から出る言葉は人間のコミュニケーションの10%足らずで、30%は音や声のトーンによるコミュニケーション、残りの60%がボディーランゲージである。共感して聴くには、耳だけではなく、もっと大切なのは、目と心も使うことである。相手の気持ちを聴きとる。言葉の裏にある本当の意味、右脳(想像力)も使って、察し、読み取り、感じとるのである。自分の自叙伝に沿って勝手に解釈するのではない。自分ではない人間の魂が発する声をしっかりと受け止めるために、集中して聴くのである。

ジムで傾聴してみよう。
カッコイイ体されていますね。 週に何回くらい通われてるんですか?
体を鍛えるきっかけ(動機)は何だったんですか? どんな風にメニューを組まれてるんですか?  やはり追い込み方が違うように見えます。

ボディランゲージを大きめに「やはりお肌がおキレイですね!」

この本の紹介は私のフィルターをとおしたスキミング(拾い読み)が入っていますので、あなたも是非、この良書を手に取り読んでみてください。

 

amazonで調べる↓

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

 

共感して聴くことができればそれ自体が大きな預け入れになる。相手に心理的な空気を送り込んで、心を深く癒す力を持つのである。

人の動機になるのは、満たされていない欲求だけなのである。満たされていない欲求は動機付けにはならないのだ。人間にとって肉体の生存の次に大きな欲求心理的な生存である。理解され、認められ、必要とされ、感謝されることである。

共感して話を聴いているとき、心理的な欲求を満たしてあげることによって初めて、相手に影響を与え、問題の解決へと向かえるのである。誰しも心理的な空気を必要としている。この大きな欲求こそが、人と人とのあらゆるコミュニケーションで大きな鍵を握っているのである。(よく聴ける営業マンが売り上げが大きくなるという事実にも現れている)

相手の内面にあるものを本当に理解できなければ、その人の相互関係は築かれず、したがって大きな成果も生まれない。そして相手が本当に理解されたと感じない限り、高い信頼残高という人間関係のPCを育てることはできないのだ。

共感による傾聴のリスク;相手の話を深く聴くには、強い安定性(人格)が必要になる。自分自身が心を開くことによって、相手から影響を受けるからだ。傷つくこともあるだろう。だからこそ、第1、2、3の習慣が基礎となる。それによって自分の中に変わらざる核、原則の中心が根付いていれば、気持ちは少しも揺らがず、深く安心していられるのである。

処方する前に診断する
この原則はセールスにも当てはまる。有能なセールスパーソンは、まず顧客のニーズと関心ごとを突き止め、顧客の立場を理解しようとする。素人のセールスマンは商品を売ろうとするのに対し、プロはニーズを満たし問題点を解決する方法を売るのである。プロは、どうすれば診断できるのか、理解できるのかを知っている。顧客のニーズを商品とサービスに結びつける方法も研究している。

商品開発もユーザーのニーズ調査から。優秀なエンジニアなら、橋を設計する前に、どれくらいの力がどのようにかかるかを理解するはずだ。教師は教える前にクラスの生徒の学力を把握しておくことも必要だろう。正しい判断をするための鍵は、まず理解することである。最初に判断してしまうと、その人をきちんと理解することは決してできない。

まず理解に徹する。これが正しい原則であることは、人生のあらゆる場面で証明されている。それはすべての物事に当てはまる普遍的な原則だが、もっとも力を発揮する分野は、やはり人間関係だろう。

✖️四つの自叙伝的反応

 自分のメガネをしばし、外す
私たちはえてして、自分の過去の経験、いわば「自叙伝」を相手の話に重ね合わせてしまうため、人の話を聴く際に次の四つの反応をしがちになる。

・評価するーー同意するか反対する
・探る  ーー自分の視点から質問する
・助言するーー自分の経験から助言する
・解釈するーー自分の行動や行動を基にして相手の動機や行動を説明する。

これらの四つの反応は、自然に出てくるもの。ほとんどの人はこれらの反応にすっかり脚本づけされている(私見;自分のある範囲での経験というフィルターを通して相手を見てしまう、)こうした反応で相手を本当に理解できるだろうか?

親と子供の関係でも親から一方的に自叙伝を聞かされ「だから言っただろう」などと頭ごなしの言葉で踏みにじられることもある。

相手に共感して聴くことを学ぶとコミュニケーションに劇的な変化が生まれることに気付くのである。多くの人にとって「まず理解に徹し、そして理解される」習慣は「七つの習慣」の中でもっともエキサイティングな習慣であり、すぐに実生活で応用できるものである。(共感; 相手の視点に立って、相手のパラダイムで相手の気持ちを理解すること)

なんとか自分のことをわかってもらおうとしている人にとって、自分の眼鏡を通して相手を見ていたらコミュニケーションを妨げる。

相手と同じ視点に立って、相手が見ているのと同じ世界を見られるようになるには人格を磨き本当に理解したいという純粋な気持ちになり、相手との高い信頼残高、共感による傾聴のスキルを育てることが必要である。

共感による傾聴のスキルの四つの段階
例「父さん、学校なんてもうイヤだよ」
効果の低い 1;相手の言葉をただそのまま繰り返すこと。オウム返し「学校がイヤなんだね」
第2段階   ;自分の言葉に置き換える「そうか学校に行きたくないんだ」
第3段階   ;相手の気持ちを言葉にする「なんだかイライラしているようだね」
第4段階   ;2番目と3番目の組み合わせたもの。相手の言葉を自分の言葉に置き換えると同時に、相手の気持ちも言葉にする。「学校に行きたくなくて、なんだかイライラしているようだね」本心から理解したいと思って相手の言葉を自分の言葉に置き換え、相手の気持ちも言葉にできれば、その人の心に心理的な空気を送り込むことができる。相手が自分の考えや感情を整理する手助けもできる。相手はあなたを信頼し、胸の奥底の傷つきやすい感情や考えをあなたに見せても大丈夫だと思うようになる。

本心から理解しようと思って聴くと、会話の内容もかなり違ってくるだろう。相手の視点に立って、相手が見ている世界を見ようとするなら自分の眼鏡をしばし外さなくてはならないのだ。ここで注意したいのは心に余裕ができ、助言をする段階に入ってからも、相手が感情的な反応を見せたら、共感して聴く姿勢に戻らなければならない。その人だって胸の内にあることを話したいのである。人は誰でも自分のことをわかってもらいたいと思っている。

 

この本の紹介は私のフィルターをとおしたスキミング(拾い読み)が入っていますので、あなたも是非、この良書を手に取り読んでみてください。

 

amazonで調べる↓

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

 

理解ととらえ方;
人の話を深く聴けるようになると、人それぞれのパラダイムと脚本で何年も生きていいるので、理解ととらえ方が大きく異なることがわかってくる。そしてその違いこそが相互依存の状態において他者と力を合わせて何かをする時にポジティブな効果を与えることもわかってくる。(シナジー)

自分のもののとらえ方の限界を超え、他者と深いコミュニケーションをとって協力して問題に取り組み、WINーWINの解決策に到達するには、どうすればいいだろうか?

第5の習慣『まず理解に徹する』がその答えである。相手がWin-Winのパラダイムを持っていなくても。

そして理解される
理解されることが第五の習慣の後半だ。WINーWINの結果に到達するためにも不可欠である。

成熟さとは;勇気と思いやりのバランスであると定義した。相手を理解するには思いやりがいる。そして自分を理解してもらうには、勇気がいる。相互依存の関係において自分をわかってもらうことも重要なのである。

古代ギリシャの哲学;順番に注意して
・エトス=個人の信頼性、人格。⬇︎
・パトス=人間関係⬇︎、感情、気持ち、相手の身になってコミュニケーションをとること。
・ロゴス=自分の言いたいことを表現する。論理、自分のことを筋道立てて表現し、相手にプレゼンテーションすること。

ほとんどの人は真っ先にロゴスに飛びつき、エトスとパトスにには見向きもせずに。自分の論理の正しさを述べ立てるのである。

相手のパラダイムや関心事を最初に深く理解し(「まず、学部の現在の研究目標が何か、その予算申請に対して学部が何を懸念しているのか、私がきちんと理解しているか確認させてください」)その理解に沿って、自分の考えをはっきりとわかりやすく、目に見えるかたちで表現すれば(それから私の提案をお話しさせていただきます)、あなたのアイデアに対する相手の信頼は格段に上がる。

第5の習慣が身につくと、自分の考えをより正確に、誠実な態度で表現できるようになる。それは周りの人たちにも伝わる。知りうるすべての事実、関係者全員のものの見方を考慮して、全員のためになる案を誠意を持って提示していることが、周りの人たちにもわかるようになるのだ。

一対一
相手の正確な情報に基づいて問題の確信を素早くつかめる。信頼口座の残高を増やし、相手の心に心理的な空気を送り込める。そうして、一緒に問題を効果的に解決できる。

周りの人たちへの理解が深まるにつれ、その人たちの人間的価値が見え敬虔な気持ちを抱くようになる。他者を理解し、その人の魂に触れることは、神聖な場所に足を踏み入れるのと同じなのである。

アインシュタイン「私の生活は、周いの人たちの労働で成り立っている」と1日に100回は自分に言い聞かせている。

第5の習慣は、今すぐにでも実行に移すことができる。今度誰かと話をする時、自分の自叙伝を持ち出すのはやめて(自分のメガネを外し)、その人を本気で理解する努力をしてみる。その人が心を開いて悩みを打ち明けなくとも、その人の身になり、共感することはできる。その人の気持ちを察し、心の痛みを感じ取って「今日は元気がないね」と言ってあげる。無理強いせず、辛抱強く、相手を尊重する気持ちを忘れずに。

愛する人たちを深く理解するために投資した時間は、ひらかれた心と心のコミュニケーションという大きな配当になって返ってくる。家族生活や結婚生活に影を落とす問題の多くは深刻な問題に発展する前に解決できるものである。

まず理解に徹する。問題が起こる前に、評価したり処方したりする前に、自分の考えを主張する前にまず理解するよう努力する。それは人と人とが力を合わせる相互依存(及びシナジー)に必要不可欠な習慣である。
お互いに本当に深く理解しあえたとき、創造的な解決策、第3の案に通じる道が開かれる。私たちの相違点が、コミュニケーションや進歩を妨げることはなくなる。それどころか、違いが踏み台になって、シナジーを創り出すことができるのである

実践編
1、信頼口座が赤字になってると思うような相手を一人選ぶ。その人の視点に立って現状を眺め、気付いた事を書き留めておく。今度その人と話す機会があったら、本気で理解するつもりで話を聴き、書き留めておいた内容と比べてみる。相手の視点に立って考えたことと合っていただろうか。その人の考えを本当に理解していただろうか?

2、つい自分の経験談、自叙伝を持ち出し、質問して探ったり、自分勝手な評価や助言、解釈をしてしまってはいないか?していたら、それを素直に認めて謝る。
(アドバイス(探る・評価・助言)するということは、実は相手を尊重できていない態度である)

3、今度自分の意見を述べるとき、共感した上で行ってみる。相手の考え、立場を相手以上にうまく説明する。それから、相手の視点に立って自分の考え、立場を説明し、理解してもらう。

 

 

3-3. 第6の習慣「シナジーを創り出す」

シナジーとは? 相乗効果

4、最新再生

最新再生?

6つの習慣を最新再生して磨きをかけ、真の自立、効果的な相互依存を実現できるように

第7の習慣は自分自身を充電する習慣である。

4-1. 第7の習慣「刃を研ぐ」

 

この本の紹介は私のフィルターをとおしたスキミング(拾い読み)が入っていますので、あなたも是非、この良書を手に取り読んでみてください。

 

amazonで調べる↓

完訳 7つの習慣 人格主義の回復